展示内容
さけ科学館のおもな展示施設には、本館、さかな館、屋外かんさつ池があります.
見学するときの注意
- 館内や水そうの写真さつえい・フラッシュは、ご自由にどうぞ.
- 魚がびっくりするので、水そうをたたかないでください.
- 夏場は水そうにくもり止めの石けん水がぬってあるので、水そうにさわらないでください.
さけ科学館 本館
本館は、サケに関する展示が中心です.サケの仲間は、約20種類を一年中展示しています.
展示ホール
サケの生態に関する解説展示が中心です.
《おもな展示物》
- サケの剥製による産卵行動と産卵床のジオラマ展示
- 重さを体験できるサケの実物大模型(記念撮影にもオススメ)
- 札幌の水辺の生き物情報マップ
- 映像プログラム「豊平川のさけ」
- 映像プログラム「カムバックサーモン運動」
- 図書コーナー(約1,000冊・貸出もしています)
展示ホール サケ実物大模型(手前)と産卵行動のジオラマ(奥)
飼育展示室
サケの仲間の稚魚を、種類別に水そうで展示しています.
豊平川最上流にすむオショロコマのほか、タイセイヨウサケやレイクトラウト、カットスロートトラウトなど、日本では珍しい種類も見ることができます.
採卵ふ化室
サケの採卵受精作業や卵の飼育をする部屋で、時期にはガラス越しにその様子を見ることができます.
採卵した卵を飼育する立体式ふ化槽があり、放流魚に印をつける耳石温度標識作業も行っています.
さけ科学館のなりたち
札幌の中心を流れる豊平川では、戦後の人口急増による水質の悪化によって、長い間サケの回帰が途絶えていました.
その後、1960年代の本格的な下水道の整備によって、次第に水質は回復しました.
そして1978年、豊平川に再びサケを戻そうと「カムバックサーモン運動」が起こり、1979年春には、30年ぶりに豊平川へのサケ稚魚の放流が再開されました.
その稚魚たちは、1981年秋以降、親ザケとして豊平川に帰って来ました.
サケの姿を見た市民からは 「サケのふ化・放流を続けるための市民のふ化場を」、また「サケについて学習するための施設を」といった声が高まりました.
その市民の声を受けて、1984年10月に札幌市豊平川さけ科学館が開館しました.
現在では、ふ化放流事業以外にも、サケの仲間や豊平川の淡水魚などを飼育展示し、サケや豊平川に関するさまざまな情報を発信しています.
さけ科学館の概要
さけ科学館は道立真駒内公園内にあり、付近には1972年の札幌冬季オリンピックの舞台となった真駒内セキスイハイムアイスアリーナや同スタジアムがあります.
館のすぐ横には、豊平川とその支流の真駒内川が流れています.
さけ科学館の外観は、カラマツ材を使用したログハウス風で、正面には2尾のサケ稚魚が向かい合ったデザインを採り入れています.
名称 | 札幌市豊平川さけ科学館(さっぽろし とよひらがわ さけかがくかん) |
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所在地 | 〒005-0017 北海道札幌市南区真駒内公園2-1 |
電話番号 | 011-582-7555 |
FAX | 011-582-1998 |
ウェブ サイト |
https://salmon-museum.jp/ |
利用のご案内
開館時間 | 9:15~16:45 |
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休館日 | 毎週月曜日(祝日の場合は次の平日)、年末年始(12/29~1/3) |
入館料 | 無料 |
バリア フリー 情報 |
・本館、さかな館、実習館の入口にスロープ設置 館内は地下観察室のみ階段でのアクセスとなります. ・障がい者用トイレ(多目的スペース)─ 本館に1ヶ所 入口は自動ドア、電動車いすの方も使用できます. トイレ内にベビーベッド・ベビーチェア・オストメイト対応設備があります. ・貸出用車いす - 1台 ・ベビーカー - 1台 ・障がい者用駐車スペース - 4台分 ・AED(自動体外式除細動器) - 事務室に設置 ※車いすの利用を希望される方は、来館時に事務室までお申し出ください. ※赤ちゃんの授乳を希望される方は、職員までお申し出ください. ※見学に不要なお荷物は、事務室でお預かりいたします. |
ハザード マップ |
さけ科学館ハザードマップ(春~秋) さけ科学館ハザードマップ(冬) |