こんにちは。
さけ科学館です。
10月6日(土)に、星置川の産卵床(さんらんしょう:サケやサクラマスなどが卵を産んだ場所のこと)を調査してきました。
サクラマスは、基本的にサケよりも上流域で産卵します。
写真のような護岸の際や、淵尻(深く流れの緩やかなところから急に浅くなる場所)をよく好んで産卵しています。
サケは、湧き水(もしくは伏流水)と、こぶし大の砂利が多くあるところを選んで産卵します。
☆まめ知識☆
JRの沿線とサケの産卵場所に関係があるのを知っていますか?
線路は地盤の安定したところを通しているようで、それらは札幌でいうと扇状地の末端にあたります。
扇状地の末端には湧き水が多いので、サケも産卵するために集まってくるのです。
札幌市内を流れる豊平川、琴似発寒川、星置川、厚別川どの河川においても、シーズンを通して見てみると、線路の近くに産卵が集中しています。
サケ観察の参考にしてみてください。
星置川では「星流橋」という橋(三又の橋)の上から下流側を見ると産卵行動中のサケを観察することができます。
【10月6日までの調査結果】
サケ産卵床:29か所
サクラマス産卵床:10か所
ホッチャレ確認数:8尾