お天気もよく、気持ちのいい秋の1日、エコ・ネットワークさん主催の「さっぽろワイルドサーモンフットパス」があり、サケ観察のサポート係としてさけ科学館職員が参加してきました。
最初の川は、真駒内公園内を流れる真駒内川です。
橋の上から観察する人がいたので行ってみると、赤い魚体のサクラマス(オス)を発見。
サクラマスが産卵した場所、産卵を終えて命をまっとうしたメスも見ていただきました。
その後、さけ科学館の横付近など、真駒内川では何箇所かで産卵時期のサクラマスが見られました。
豊平川本流の河川敷を歩いて行くと、川の中に人が。
サケの産卵床調査でした。
川の中を10km以上歩いて、サケやサクラマスが産卵した場所を定期的に調べています。
途中、精進川の放水路でも、間近でサクラマスを見ることができました。
しかし、精進川の本流は水量がかなり少ない状態です。
去年はジャンプや産卵が見られた滝の下にも、サクラマスの姿はありません。
精進川本流への水は取水口から導入する形になっていて、去年のこの時期、取水口が土砂で埋まって水が少なくなるということがありました。
去年は河川管理者に対応していただいたのですが、今年も同じ状況が起きているのかもしれません。
精進川沿いに歩いても、水が少なくて上ってこられないのか、サクラマスは見つけられませんでした。
それでも参加者のみなさんには、真駒内川などでサクラマスをバッチリ観察いただけたので、満足していただけたのではと思います。
このワイルドサーモンフットパス、10月10日(水)と10月17日(水)にも実施します。
参加ご希望の方は、エコネットワークのホームページで情報をご確認ください。