2025年度に実施した豊平川と真駒内川に遡上するサケとサクラマスの産卵床調査の結果を紹介します。
《サケ》
産卵床数合計 113か所(2025年9月24日から2026年1月7日の間に計8回実施)
推定遡上数 226尾
ホッチャレ確認数 21尾
(内訳)
野生魚(自然産卵由来)86%
放流魚(さけ科学館生) 9%
迷入魚(他河川の放流) 5%

※豊平川の放流魚には、耳石温度標識が付けられています。
この調査は、国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産資源研究所との共同研究で実施しています。
〈2025年の豊平川のサケの特徴〉
サケの遡上数は例年の1/5で、過去最低でした。
特に、9月と10月は、川の水が少なく、水温が高く、サケの産卵に適した場所に水が流れていない状況でした。11月以降に川の水が増えましたが、サケの大きな群れは来ませんでした。
サケの遡上前に、建設業者や企業と高校生による産卵環境改善が行われましたが、残念ながら、改善場所で産卵床は確認できませんでした。
2025年は、同じ石狩川水系の千歳川の遡上数も過去2番目に少なく、気候変動による海洋での生存率が大きく影響したのではないかと考えます。
一方で、豊平川生まれの野生魚の割合は86%ととても高かったため、生まれてくる次世代の生存率が高まることが期待されます
《サクラマス》
産卵床数合計 810か所
《2025年度の産卵床分布図》
赤色はサケの産卵床、青色はサクラマスの産卵床です。
