2021年度に実施した豊平川と真駒内川に遡上するサケとサクラマスの産卵床調査の結果です。
《サケ》
産卵床数合計 577か所(2021年9月29日から202年1月7日の間に計8回実施)
推定遡上数 1154尾
ホッチャレ確認数 117尾
《サクラマス》
産卵床数合計 709か所(2021年9月27日から10月27日の合計)
2021年度の産卵床分布図
赤色はサケの産卵床、青色はサクラマスの産卵床です。
2021年度の特徴
・サケの遡上数は例年並みだった
・サクラマスの産卵床が多く、特に豊平川で例年より多く見られた
・4号床止めより上流へのサケの遡上が多かった
・10月上旬までは水位が低く、サケが少なかった
・環状北大橋から約700m下流で産卵床が確認され、産卵範囲がより下流に広がった
・2020年度と比較すると5年魚(4歳)が多かった
・すべての年齢の回帰親魚が標識対象であり、野生魚割合は80%と高かった
※豊平川の放流魚には、耳石温度標識が付けられています。
この調査は、国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産資源研究所との共同研究で実施しています。