2020年度に実施した豊平川と真駒内川に遡上するサケとサクラマスの産卵床調査の結果です。
《サケ》
産卵床数合計 788カ所(2020年9月29日から2021年1月6日の間に計8回実施)
推定遡上数 1576尾
ホッチャレ確認数 123尾
《サクラマス》
産卵床数合計 669か所(2020年9月29日から10月18日の合計)
2020年度の産卵床分布図
赤色はサケの産卵床、青色はサクラマスの産卵床です。
2020年度の主な特徴
・サクラマスの産卵床が多かった
・サケは、9月~10月の前期群がとても多かった
・一条大橋から北13条大橋にかけて洪水対策の樹林伐採と砂州切り下げ工事があり、サケ産卵環境造成のために2段階切り下げされた場所に産卵が多く見られた
・11月の出水でJR鉄橋付近の砂州地形が変化した
・環状北大橋より下流約1kmまで砂礫がたまり、サケの産卵域が下流に広がった
・サケの年齢組成は4年魚(3歳)が最も多く、次いで3年魚(2歳)が多かった
・すべての回帰親魚は標識対象であり、サケの野生魚割合は68%だった